妊娠したのでニコチンの少ないたばこに変えて、本数も減らしました。少しなら吸っても大丈夫ですよね。

妊娠したのでニコチンの少ないたばこに変えて、本数も減らしました。少しなら吸っても大丈夫ですよね。

たばこの害については改めて言うまでもありません。
お腹の赤ちゃんに対して悪影響があることも明らかで、吸う本数に比例して発育が悪くなることがわかっています。
たばこの煙には、ニコチン以外に各種発ガン物質も含まれており、また一酸化炭素も赤ちゃんに対して害があります。しかも「受動喫煙」といって、自分が吸わなくても、周りの人のたばこの煙で影響が出るだけに、たばこの害は深刻です。
したがって本数を減らせば、あるいは低ニコチンたばこであれば大丈夫であるということは言えません。
さらにお母さんがたばこを吸う家庭では、その子どももたばこを吸うようになることが多いという報告もあります。妊娠をよい機会に、たばこをやめることをお勧めします。家族に吸う人がいたら、その人にもやめてもらいたいですね。

小冊子『これで安心、妊娠中の食事と栄養』(2021年改訂版)より引用