PARP阻害薬による新規卵巣癌治療

解説

2018年4月から卵巣癌新規治療薬としてPARP阻害薬が登場した。効能・効果として白金系抗悪性腫瘍剤感受性の再発卵巣癌における維持療法として使用することになった。レッスンタイトルは、卵巣癌初回化学療法の変遷、PARP阻害薬の作用機序、PARP阻害薬の臨床試験結果、HBOC患者とJOHBOC機構、これからの卵巣癌治療の方向性、として、産婦人科医として習熟すべきポイントを5回のシリーズで解説する。

研修内容

講師紹介

小林 浩
奈良県立医科大学
小林 浩
プロフィール
奈良県立医科大学産婦人科学教授
福島県郡山市生まれ

婦人科腫瘍学(転移抑制、子宮内膜症性嚢胞の癌化、他多数)
周産期医学(切迫早産の予知と治療、新規デバイスの開発など)
母体保護法指定医、医学博士
基礎研究

【略歴】
昭和55年 浜松医科大学医学部医学科卒業
昭和62年 医学博士
平成元年 ドイツミュンヘン科学技術大学留学
平成 8年 浜松医科大学医学部付属病院 講師
平成15年 浜松医科大学産婦人科教室 助教授
平成17年 奈良県立医科大学産婦人科学教室 教授

日本産婦人科学会認定医・代議員
日本がん治療学会Editorial Board
日本産婦人科腫瘍学会暫定指導医・評議員
日本産婦人科・新生児血液学会・理事
近畿産科婦人科学会誌「産婦人科の進歩」編集長
奈良県立医科大学体育会 空手部 部長