(5)プレコンセプションケア 妊娠前は原疾患の治療が優先されるが,挙児希望がある患者に対し可能なら妊娠中に問題なく使用可能と判断できる薬剤を選択する. 問診で医薬品アレルギー歴を聴取しても実際には確実に医薬品が原因といえない場合や,複数の薬剤が疑われる症例を多く経験する.周産期管理や周術期で使用する頻度が高い医薬品アレルギーが疑われている場合は,妊娠前に専門医へ紹介し正確なアレルギーの原因医薬品を同定しておくことが望ましい.