3.今後の課題(図 22)

 PEACEを利用することで,物資支援はより円滑に進行するようになり,被災地域の基幹施設への負担は減少し,災害医療そのものに集中できる.このシステムを有効活用するため,重要なのはPEACEへの入力である.現状,基幹施設の入力率は高いが,有床診療所の入力率は低く今後の課題である.

 PEACEの閲覧,入力は平時から可能であり,より多くの産婦人科医師がシステムの有用性を理解し,活用していくことが望まれる.