序 序 経験から学ぶ周産期災害医療 地震関連 1.東日本大震災(2011 年 3 月 11 日) 2.熊本地震(2016 年 4 月) 台風・水害~ 2019 年の台風15 号による災害から学んだこと~ 台風・水害~2019 年の台風 15 号による災害から学んだこと~ 1.本台風の被害状況 2.実際の行動 3.課題の解決策 総論 1. 災害と周産期医療について 1.災害の周産期医療への影響 2.災害発生時の国・自治体の対応 3.災害急性期の小児・周産期医療と災害時小児周産期リエゾン 4.災害発生時の日本産科婦人科学会(学会)および日本産婦人科医会(医会) 5.熊本地震の際の学会・医会による支援体制 2 .大規模災害対策情報システム(PEACE:perinatal early assessment and communication system for emergencies)の概要 1.PEACE の主な機能は? 2.PEACE の入り口は? 3.災害時の PEACE 入力は? 4.PEACE を活用するためのポイント 3 .災害時の物資支援について(公的な物資輸送) 1.災害時におけるロジスティクスの重要性 2.災害時の各種情報システム 3.災害対策本部内における搬送調整,物資調達の流れ 4 .災害時における物資支援の実際 1.日本産婦人科医会の役割 2.物資支援の実際 3.今後の課題(図 22) 5 .災害派遣チーム(DMAT)と周産期 1.DMAT について 2.広域災害救急医療情報システム(EMIS) 3.医療搬送 4.DMAT との連携の仕方 6 .災害時における小児周産期リエゾンの設置および活動の実際について 1.はじめに 2.大阪における災害時小児周産期体制 3.おわりに 7 .災害時における人的支援とその障壁 災害時における人的支援とその障壁 8.災害対策訓練およびマニュアル整備について 1.防災マニュアル(表 3) 2.事業継続計画書(BCP) 3.災害対策訓練 各論 1 .災害時(超急性期・急性期・慢性期)の分娩対応について 1.災害対応(超急性期) 2.災害対応(急性期) 3.慢性期 4.災害時の情報 2 .災害時における分娩支援システムについて 1.災害時における分娩支援システム-物品- 2.災害時における分娩支援システム-機械- 3.災害時における分娩支援システム-支援依頼方法- 4.災害時における分娩支援システム-普段からの準備- 3 .産婦人科医・助産師がいない場合の対応 産婦人科医・助産師がいない場合の対応 1.チーム結成 2.分娩対応の準備 3.分娩対応の実際 4.分娩後の対応 4 .入院妊婦および受傷妊婦への対応 入院妊婦および受傷妊婦への対応 1.施設内災害時の管理系統の確立 2.入院妊婦への対応 3.受傷妊婦への対応 4.おわりに 5 .災害と精神医学と周産期 1.はじめに 2.被災地でのメンタルヘルス 3.災害時の精神疾患・精神症状と妊産婦 4.災害時の心的外傷と精神疾患 5.災害時の自殺対策 6.おわりに 6 .災害ストレスと婦人科疾患の関連 1.ストレス反応 2.ストレスホルモン 3.災害ストレスと疾患 7 .災害における母子への影響 1.はじめに 2.災害の妊産婦への心身の影響 3.災害時の乳幼児への心身の影響 4.おわりに 8 .避難所で生活する妊産婦,乳幼児への支援のポイント 避難所で生活する妊産婦,乳幼児への支援のポイント 9 .被災地における助産師活動 被災地における助産師活動 1.超急性期の熊本県内の病院での助産師の活動 2.急性期から亜急性期の熊本助産師会を中心とした助産師の活動 3.被災地で妊産婦を看る時の注意点 4.被災地における助産師活動を行うための助産師の備え 10 .被災地における新生児支援 1.はじめに 2.母乳育児支援 3.液体ミルク(乳児用調整液体乳) 4.哺乳瓶や乳首がない時の代替手段 5.清潔保持 6.体温保持 7.新生児の異常 11 .母子の防災意識を高めることで平時からの子育てネットワークを強化するには? ~「あかちゃんとママを守る防災ノート」を活用して,簡単で確実な啓発を~ 1.はじめに 2.過去の災害からの教訓 3.避難に必要な重要事項をまとめておくことで母子の健康を守る 4.上手な使い方 5.災害に備えることで平時の子育て支援を強化する 12 .災害を想定した多職種との連携 災害を想定した多職種との連携 1.病院前周産期救急にかかわる人材との連携強化 2.災害医療体制との連携 編集後記 編 集 後 記