更年期症状と更年期障害、どうちがうのですか?
更年期症状と更年期障害、どうちがうのですか?
女性ならだれでも迎える更年期ですが、なかにはトラブルも少なく、いつのまにか過ぎてしまったという人がいます。反対にいくつもの症状が重なり、つらくて寝込んでしまったという人もいます。
そのくらい個人差が大きいのが更年期で、症状の種類もちがえば、現れる時期も人によってまちまちです。重い軽いの差もあり、ひとくくりにはできませんが、更年期の女性の多くが、さまざまな心身のトラブルを抱えているといってよいでしょう。それでもたいていの女性は、自分なりに工夫したり我慢したりして、毎日の生活を送っています。
更年期症状とは、閉経前後に現れる多彩な心身のトラブルのことをさします。しかし、更年期症状がひどくて生活に差し障るようなら、その場合は更年期障害といい治療が必要です。
ともあれ、更年期の不快な症状に我慢は禁物です。適切な治療を受ければ楽になりますし、ほかに原因となる病気が隠れているかもしれません。つらいと思ったら、まよわず産婦人科を受診しましょう。
小冊子『こうして直す 更年期の気になる症状』より引用