更年期症状は人によって症状がちがうのはなぜですか?
更年期症状は人によって症状がちがうのはなぜですか?
同じ更年期のはずなのに、人によって症状が異なるのはどうしてでしょう。閉経の時期によって、更年期症状が早く出たり遅く出たりはしますが、同じ時期に閉経しても、症状の現れかたは本当にさまざまです。それにはまず、生活環境のちがいが考えられます。結婚している人、独身の人、職業をもっているかいないか、子どもがいるかどうか、親と同居か別居か、住んでいる場所、ひとりとして同じ生活をしている人はいません。ただ生活環境にストレスを強く感じる人は、更年期症状が出やすいようです。
それから、その人の性格も関係します。きちょうめん、神経質、完全主義、こだわりが強い、依存心が強いなどの性格の人は、更年期症状が重いといわれます。
周囲の人たちとの人間関係も大切で、夫に理解があり、相談できる身内や友人がいると、更年期を乗り越えやすいようです。
更年期の症状は、女性ホルモンの低下や体質だけでなく環境や性格などに強く影響されるため、個人差が大きくなるのです。
小冊子『こうして直す 更年期の気になる症状』より引用