ホルモン補充療法(HRT)に使用する薬剤の種類について教えてください
ホルモン補充療法(HRT)に使用する薬剤の種類について教えてください
ホルモン補充療法に使用する薬剤には、錠剤の内服薬と、貼ったり塗ったりして皮膚から吸収する経皮吸収剤があります。
<内服薬>
1)卵胞ホルモン(エストロゲン)製剤
2)黄体ホルモン(プロゲストーゲン)製剤
3)エストロゲン・黄体ホルモン配合剤
<経皮吸収剤>
1)エストロゲン貼付剤(パッチ剤)
2)エストロゲン塗布剤(ジェル剤)
3)エストロゲン・黄体ホルモン配合剤(パッチ剤)
飲み薬のかわりに、貼付剤といっておなかに貼り付けて皮膚から吸収するパッチ剤や、ジェル剤といって皮膚にすりこむゼリー状の薬もあります。直接皮膚から吸収されますので、肝臓で代謝を受けにくく、また胃腸の調子に左右されずに体内に吸収されます。皮膚アレルギーのある方や、アルコールでかぶれやすい方は産婦人科医にご相談ください。
HRTの効果には個人差があり、人によって薬の種類や服用量がちがいます。産婦人科の主治医と相談して、自分に合った治療方法を受けましょう。
小冊子『美しく年齢(とし)を重ねるために ホルモン補充療法(HRT)のすすめ』より引用