ホルモン補充療法はどのくらい続けたらいいですか？

　ホルモン補充療法の効果が現れるまでの期間は、症状によって違います。以下を参考にしてください。

◎ほてり、発汗、冷えなどの自律神経失調症状
　２週間位で効果が出始め、３カ月位で大抵の症状が改善します。すぐに中断すると、症状がぶり返すこともあります。

◎不眠、イライラ、憂うつ感などの精神神経症状
　人によって効き方が異なります。

◎肩こり、関節痛、肌のトラブル、萎縮性腟炎、性交痛など
　閉経後すぐにホルモン補充療法をはじめると、予防効果が高いですが、症状が出てからでも遅くはありません。

　ホルモン補充療法の期間は数カ月、２～３年、数年～十年以上と、目的によって違います。使用するホルモン剤も異なりますので、産婦人科の主治医と相談してみましょう。

小冊子『美しく年齢（とし）を重ねるために ホルモン補充療法（HRT）のすすめ』より引用