平成30年度 事業報告

[1]総務部 A 庶 務 ○全理事会を3回、常任理事会を8回、合同理事会を1回行った。その他の県外諸会議(本部、ブロック会)には担当役員が出席し、総会等での復講を行った。 B 対外広報・渉外 ○関連諸団体(行政、県医師会、宮崎県産科婦人科学会等)との連携を図った。 C 法制・倫理 ○日本医師会・厚生労働省共催の家族計画・母体保護法指導者講習会(12月1日:東京)に出席した。 ○新規・更新申請の必須条件である母体保護法指定医師研修会(8月18日)を宮崎県医師会主催で開催し、宮崎県医師会母体保護法に関する規程の適正な運用に努めた。 <肥後貴史・嶋本富博> [2]経理部 ○平成29年度の決算については、4月9日に諸会計監査を受け適正妥当と認められた。 平成29年度の決算及び平成30年度の予算案を春期定時総会(4月21日)に提出し、それぞれ承認された。 <嶋本富博> [3]学術研修部 ○各総会・学会・研修会時に、平成30年度研修テーマを含めて特別講演を行った。 春期定時総会では一般演題として、若手医師が産科演題3題、婦人科演題3題の発表を行った。 ○九州ブロック産婦人科医会(5月26~27日:宮崎)に出席し、秋期総会時に復講・報告を行った。 ・春期定時総会(4月21日) 出席者:71名 産科婦人科学会学術講演会 演題:「常位胎盤早期剥離の管理~胎児新生児予後の視点から~」 講師:宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座 産婦人科学分野 准教授 古川 誠志 先生 ・秋期定時総会(9月8日) 出席者:64名 市民公開講座 演題:「子宮頸がんに関する最近の話題 ―検診と新しい疾患―」 講師:信州大学医学部 産科婦人科学教室 教授 塩沢 丹里 先生 ・冬期定時総会(1月26日) 出席者:64名 産科婦人科学会学術講演会 演題:「婦人科癌治療における最近の動向と展望」 講師:島根大学医学部産科婦人科学 教授 京 哲 先生 <児玉由紀> [4]医療対策部 1.医事紛争対策 2.医療安全対策 ○ 全国医療安全担当者連絡会(11月25日:東京)に出席し、冬期定時総会(1月26日)にて報告した。 ○ 日本産婦人科医会九州ブロック会医療対策連絡協議会(5月26-27日:宮崎)、日本産婦人科医会九州ブロック協議会医療対策連絡協議会(10月27-28日:沖縄)に出席し、秋期定時総会(9月8日)及び冬期定時総会(1月26日)にて報告した。 <松 敬文、下村直也> ○ 宮崎県産婦人科病医院従事者研修会(第23回ひむかセミナー 3月2~3日:シーガイア・コンベンションセンター)を開催した。 ・講演1「やっぱり大切、FHRモニタリングの新時代」 宮崎大学医学部附属病院 病院長 鮫島 浩 ・講演2「助産業務ガイドライン2019の背景」 宮崎大学 学長 池ノ上 克 ・講演3「胎児肺成熟とCorticosteroid」 社会医療法人生長会 医学教育センター長 周産期医療研究所 所長 村田 雄二 ・講演4「次世代シーケンサー時代の遺伝子診断の問題点」 宮崎大学医学部附属病院産婦人科 病院教授 山口 昌俊 ・講演5「風しん感染を防ぐために産科医療従事者としてできること」 宮崎大学大学院看護学研究科 研究科長・教授 金子 政時 ・講演6「肥満症と平成の終わり」 宮崎大学医学部附属病院産婦人科 病院教授 川越 靖之 ・講演7「女性のやせと肥満」 宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座 産婦人科学分野 准教授 古川 誠志 ・講演8「新生児の痛みのケア~当センターの実践報告~」 宮崎大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター 看護師長 河潟 富士枝 ・講演9「つわり(宇宙的ゲロ)」 九州保健福祉大学作業療法学科 教授 園田 徹 ・講演10「赤ちゃんを救おう!~新生児蘇生と出生後の管理~」 宮崎大学医学部発達泌尿生殖医学講座 産婦人科学分野 教授 児玉 由紀 ○ 新生児蘇生法講習会を2回開催し、合計38名が受講した。 ・7月28日 宮崎大学総合教育研究棟 Aコース 受講者32名 ・9月 4日 宮崎大学総合教育研究棟 Sコース 受講者6名 ○ このはなALSO in 宮崎(プロバイダーコース)を11月17~18日の2日間で、宮崎 県医師会館にて開催した。25名の医師・助産師が受講した。 ○ J-CIMELSベーシックコースin宮崎を12月15~16日の2日間で、宮崎県医師会館に て開催した。36名の医師・助産師・看護師が受講した。 <金子政時> 3.医業経営対策 ○ 妊婦健診公費負担等に関して、7月19日に宮崎県と、11月1日に宮崎市と、12月12日に全市町村担当者との協議を行い、妊婦健康診査等の公費負担、産後健診の県下統一等について各市町村へ要望した。 ○ 助産師育成に関する意見交換会(1月9日、3月20日)に出席し、現場の助産師が不足している状況を説明した。また、今後実施されていく産後ケア事業等に伴って、ますます助産師が必要になることから、さらなる育成を要望した。 ○ 全国医業推進担当者伝達講習会(2月24日:東京)に出席した。 <肥後貴史、嶋本富博、松 敬文> [5]勤務医部 ○ 組織強化のため宮崎県産科婦人科学会と連携して、日本産婦人科医会(B会員・準会員)への加入促進及び各種研修会への参加を促進した。 <松 敬文> [6]社会保険部 ○ 全国医療保険担当者連絡会(5月20日:東京)に出席し、秋期定時総会(9月8日)にて報告した。 ○ 日本産婦人科医会九州ブロック会社会保険委員会(5月26-27日:宮崎)に出席し、秋期定時総会(9月8日)にて報告した。 ○ 診療報酬改定説明会(8月30日:都城、8月31日:延岡)を開催した。 ○ 日本産婦人科医会九州ブロック協議会社会保険委員協議会(10月27-28日:沖縄)に提出する要望事項・提出議題を決定する為、第1回医療保険委員会(9月13日)を開催し検討を行った。また、協議会の内容については、冬期定時総会(1月26日)にて報告した。 ○ 日本産婦人科医会九州ブロック会社会保険委員会(2019年5月18-19日:福岡)に提出する要望事項・提出議題を決定する為、第2回医療保険委員会(3月29日)を開催し検討を行った。 <山口昌俊> [7]広報・情報システム部 ○ 情報システム・広報委員会を7月12日に開催し、県産婦人科医会ホームページの改修について協議した。レイアウトについては業者と最終の調整中であり、2019年度に公開予定である。 ○ その秋期定時総会において市民公開講座を開催し、広報として一般向けホームページに開催案内の掲載を行った。 ○ 医会専用ホームページ及びメールを活用し、会員への情報提供を行った。 <下村直也> [8]女性保健部 ○ 母と子のメンタルヘルスケア研修会・フォーラムに参加した。 ○ 地域専門医(産婦人科・精神科・整形外科・皮膚科)等を各小中高等学校に派遣する「心とからだ」健康教育推進事業において、平成30年度は産婦人科対象24校での講演を各地区理事に派遣をお願いし、講演を行った。 ○ 宮崎県から「思春期健康相談事業」の委託を受け、小・中・県立学校等の教職員、保護者、児童・生徒からの産婦人科医による電話等相談事業を行った。 ○ 宮崎県から委託された「妊娠等について悩まれている方のための相談援助業務」について、2月9日(土)に産後健診等に関する研修会・意見交換会を開催した。 講演:「産後うつの支援」 講師:古賀総合病院 精神科医師 陣内 紗織 先生 県内報告:「宮崎市の取り組みについて」 報告者:宮崎市福祉部子ども未来局 親子保健課長 米良 博子 様 また、県内のチェーンドラッグストアに対し、妊娠に悩む相談窓口紹介カードの配布を依頼した。 ○ 児童虐待防止事業(要保護児童対策地域協議会)の構成員として、全市町村に県産婦人科医会も参画し、代表者会議・実務者会議に出席した。 <肥後貴史、嶋本富博、松 敬文> [9]母子保健部 ○ 宮崎県が作成する周産期保健医療ガイドラインの改訂について関係会議に出席した。 ○ 宮崎県が主催する母子保健運営協議会に出席した。 ○ 日本産婦人科医会の妊婦死亡登録調査に協力した。 ○ 母子保健講習会(2月17日:東京)に参加した。 ○ 宮崎県から委託された「HTLV-1母子感染対策事業」について、3月9日(土)に研修会を開催した。 演題:「HTLV-1母子感染対策の現状と課題」 講師:昭和大学病院 院長 板橋 家頭夫 先生 ○ 宮崎県からの委託事業である「家族計画及び避妊指導に関する調査研究事業」では、県内全産科医療機関の外来・入院診療時において、正しい性教育及び家族計画に関する指導を行うため、「産後のファミリープランニング」を作成し、配付した。 <肥後貴史、嶋本富博、下村直也> [10]先天異常部 ○ 新生児聴覚検査に対する公費負担を行ってもらうため、各市町村へ同検査の公費負担を申請した。 ○ 新生児先天代謝異常検査 <鮫島 浩> [11]がん対策部 ○ 4月14日に子宮頸がん併用検診研修会を開催した。 講演1 演題:「本県の現状とがん対策推進計画について」 講師:宮崎県福祉保健部健康増進課 課長 矢野 好輝 様 講演2 演題:「LBC/HPV検査併用検診のすすめ」 講師:新百合ヶ丘総合病院がんセンターセンター長 日本産婦人科医会常務理事、自治医科大学名誉教授 鈴木 光明 先生 ○ 日本臨床細胞診学会宮崎県支部に協力した。 <松 敬文> [12]献金担当連絡室 ○ 6月14日に献金委員会を開催した。 ○ 全国献金担当者連絡会(7月22日:東京)に出席し、秋期定時総会(9月8日)にて報告した。また、秋期総会において(施設名:新ピスティス)へおぎゃー献金基金施設助成金交付の贈呈式を行った。 ○ 平成30年度は研究費配分で宮崎大学産婦人科が採用された。 ○ おぎゃー献金チャリティーコンサート(3月23日:みやざきアートセンター)を開催した。 <大渕敏生>