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山口県産婦人科医会
会長挨拶
山口県産婦人科医会は、小児期から思春期、成人期、更年期そして老年期にわたるあらゆる年代層の女性の体の不具合や悩み事に対応していくためにさまざまな保健・医療活動を行っています。
本会は、現在、会員の高齢化、母体保護法指定医の減少、分娩施設の減少等、諸問題を抱えています。大変厳しい状況にありますが今後も活力ある会務の運営にあたってまいります。
安心して出産・子育てができる体制の整備と児童虐待防止の一層の強化の観点から、最近、積極的に取り組んでいる事業・活動を簡単に紹介いたします。
〇本県では、2つの総合周産期母子医療センターと5つの地域周産期母子 医療センターを中心とした緊密な病診連携体制、救急搬送システムが整備されています。しかし、産婦人科医や新生児医療担当医の不足や高齢化あるいは地域偏在の課題を抱えており、山口大学医学部産科婦人科学教室と協力して人材の養成や確保に努めています。
〇妊産婦死亡例の更なる減少に向けて、産婦人科医のみでなく、救急医、麻酔医、コメディカル等を対象とした母体救命法の講習会を昨年から開始しました。講習会への参加希望者が多い状況が続いていますので、年複数回の開催も検討しています。
〇産後うつの予防や新生児の虐待予防の観点から、「産婦健康診査事業」が全県下に実施されるよう各市町と協議するとともに、出産後の母子心身のケアと育児のサポートを図るために「産後ケア事業」の推進へ協力していきます。
〇0歳児の虐待(死)予防のために、県医師会と共同で研修会を年1回開催しています。
〇本県の「妊婦健康診査公費負担制度」は、どの市町でも同様の助成が受けられるよう全県下同一の助成額となっています。今後も各市町との協議を続け、妊婦さんたちの妊婦健診の経済的負担の軽減に向けて取り組んでいきます。
〇県は、現在、不妊に関する相談を希望する方が身近な機関で気軽に適切 な相談をうけることができるよう、各地域の健康福祉センターで「不妊専門相談事業」を実施しています。医会として円滑な実施にむけて積極的に協力しています。
私たちは、今後も、日進月歩で進歩する医学や医療に対応しつつ、「かかりつけ産婦人科医」としてまた「専門医」として幅広く保健・医療活動に邁進してまいりますので、ご理解・ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
山口県産婦人科医会 会長
藤野 俊夫
役員一覧
山口県産婦人科医会役員名簿 2019.04.01~2021.03.31
会長 | 藤野 俊夫 | 藤野産婦人科医院 |
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副会長 | 沼 文隆 | 徳山中央病院 |
理事 | 高崎 彰久 | 済生会下関総合病院 |
理事 | 江本 智子 | 江本智子ウィメンズクリニック |
理事 | 中村 正也 | なかむらレディースクリニック |
理事 | 佐世 正勝 | 山口県立総合医療センター |
理事 | 梅田 馨 | 梅田病院 |
理事 | 八木 謙 | 八木クリニック |
理事 | 中村 康彦 | 山口県立総合医療センター |
理事 | 津永 長門 | 津永産婦人科 |
理事 | 縄田 修吾 | なわたクリニック |
理事 | 田村 博史 | 山口大学 |
監事 | 森岡 均 | 済生会下関総合病院 |
監事 | 山下 三郎 | 山下ウィメンズクリニック |
議長 | 上田 一之 | 山口県立総合医療センター |
副議長 | 岡田 理 | 済生会豊浦病院 |